浄化槽についているブロワーが壊れています、と業者の方から伝言があり一体何か?どんなものかもわからず修理や交換をしている方も多いはず。
わからないから交換してしまうこともあるので、浄化槽のブロワーっていったい何かをわかりやすく説明いたします。
私も浄化槽管理士となって18年目なのでわかりやすく自宅についている浄化槽ブロワーの調べ方をまとめてみました。
浄化槽と浄化槽のブロワーとは?
浄化槽とは家庭などに下水道が通っていないところに設置されている排水処理施設のことです。
一般の家庭の浄化槽には単独処理浄化槽と合併処理浄化槽があります。
現在の平成13年以降の建物には合併処理浄化槽の設置が義務ずけられています。
それ以前の浄化槽にはトイレだけを処理する単独処理浄化槽も多く設置されています。
その浄化槽には腐敗タンク浄化槽以外にはブロワーという空気を送るエアーポンプが付いています。
浄化槽のブロワーには、設置されている浄化槽によって風量が決まっていたり、切り替えバルブによって夜中に逆洗という装置が付いたものまでいろいろあります。
ブロワーは浄化槽内に空気を送ることによって内部の攪拌やバクテリアを育てたり内部の水を動かすことによって窒素除去をしたりいろいろな役割をします。
そのため24時間365日活動しているため、なかなか気にすることは少ないかもしれません。
自宅の浄化槽ブロワー何が付いてる?調べ方
では、自分の浄化槽のブロワーがどんなものが付いているのか調べてみましょう。
ブロアーにはいろいろな種類がありますので、メーカーによっては型式の書いてあるところは異なりますので一例として紹介します。
こちらは安永LA-40Aのブロワーとなります。
この黒いふたのところに型式などが書かれたシールが貼ってあります。
そこを見てみると型式〇〇〇〇 会社名安永・・・・など書かれていると思います。
ブロアーの故障の場合、その型式を参考に購入しましょう。
浄化槽ブロワー種類はどんなのがあるの?
浄化槽のブロワーの種類はいろいろあります。
ついている浄化槽について設置されているブロワーは異なります。
通常浄化槽付近に設置されているはずですので一度確認されるといいでしょう。
ただ交換となると、風量とその浄化槽型式によっては夜間に内部の担体(バクテリアをつけるつぶつぶ)をはがす装置が付いているタイマー付きブロワーもあります。
確認する部分はこちらになります。
- 吹き出し口が一口と二口の確認
- 風量は30ml~80ml・100ml・120ml以上ある(風量を同量のを設置する)
二口と一口では設置されている浄化槽では通常通りの水質や内部のつまりの原因になりますので現在設置されているものと同等のブロワーをつけるようにしましょう。
同時に風量も同量の風量をつけるようにしましょう。
浄化槽ブロワ―とは自宅についているブロワーの調べ方。まとめ
自宅にある浄化槽のブロワーは浄化槽付近にあるブーーーンと音を立てて動いている装置です。
故障の場合は止まっている場合があるので音がしませんので電源の入った四角いモーターみたいなものを探してみてください、大体見つかると思います。
通常ご自宅では保守点検業者で浄化槽の保守点検をしていると思いますので業者さんが点検月に確認はしていると思います。
ただ、故障をした場合はにおいが上がったりしますので、臭うな~と思ったら一度動いているかの確認はしてみてくださいね。